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#1

エミリーどこにでもいるような普通の女の子です。エミリーがふと鏡を覗くと、そこには”いい子”の顔をした自分が映っていました。

ある日のディナーの最中にお母さんはエミリーにこう言いました。

「あなた、知ってる?外の世界は危険だらけなのよ」

”いい子”のエミリーはお母さんのいった言葉を疑わず何と無く納得してしいました。エミリーは外の世界をずっと怖いものだと思っていました。ある夜、エミリーは「世界」の夢を見ました。それはきっと、寝る前に読んだ「Journy of a little girl」という本のせいでしょう。エミリーは夢の中で、主人公になりきり自由に外を旅しました。楽しい、面白い、わくわくする...そんな気持ちでいっぱいになりました。あっというところで目が覚めたエミリーは、眠い目を擦りながらこう思います。「・・・私も”世界を自由に”旅したい」エミリーはそう決心して、不安と期待を胸に抱いて旅に出る決意をします。この物語はエミリーという女の子が世界に触れて、様々なことを経験し、そして学んでいく物語です。

(出身場所, 名前)

 

#2

エミリーが窓を開けて外を見ると、一匹の芋虫が目に留まりました。芋虫は自分を覆うサナギをかじって、そこから抜け出そうとしています。

エミリーは芋虫に問いかけました。

「その中はとっても温かいのに、どうしてあなたは外に出ようとするの?外はすごく危険だって、私、お母さんからそう教わったよ!」

すると、芋虫はこう答えました。

「もしもの話、芋虫がこのあったかい毛布の中でずっと眠り続けたらな、おいらはここで死んじまうのさ!おいらは、外のきれいな世界が見たいんだ。たとえ、それがどんなに危険だとしても!この毛布の中で死ぬなんて、それこそ味気ないよ!」

エミリーは、そこで自分の青年時代を無駄にしていることに気づきました。エミリーにとっての安全な場所―――そう、彼女の部屋の中で!

さぁ、今こそ彼女にとって、まだ見ぬ新しい世界を発見する時です!

エミリーは、有意義な話を聞かせてくれた芋虫に心から感謝しました。

エミリーは今日から、自分の時間が無意味に過ぎ去っていくだけの生き方はやめて、もっと、意義のある人生にしていこうと決意しました。

そして芋虫に「私はどこから始めるべきなのかな?」と問いかけました。

芋虫は「まずは環境に適応する術を学ぶべく、多文化が集う場所から出発してみるべきだ」と返しました。

エミリーは、決意を固めました。

「分かったわ!このことについて、よく考えて計画を立ててみる!助言をしてくれて、ありがとう」

(香澄ちゃん)

 

 

 

#3

吉田さん

 

 

#4

エミリーは空虚な心で階段を上り、部屋に戻って、自分にこう言い聞かせました。

「私の人生は芋虫の人生ほど甘くないわ!芋虫はいつでも自由になれるけれど、私はそうではない。私は芋虫ではないから同じようにはできないわ!」

エミリーはその夜眠りにつくことが出来ず、お母さんを説得するためにもっと良い方法がないか、とベッドで考えていました。そのとき、突然ひらめいたのです。

「芋虫は繭から出てくる前に、中でもがいているけれど、それは繭の中がひどいところだからに違いないわ。お母さんを説得する方法を見つけたわ!」

次の日の朝、エミリーは起きるやいなや、熱心にお母さんを説得しにかかりましたが、全てを言い終える前にお母さんに「ダメと言ったらダメ!あなたは家から出てはいけません。」と怒鳴られてしまいました。

エミリーは静かに「芋虫は外に出るために繭の中でもがいて、最後にはきれいな蝶になるわ!繭の中はひどいところだけど、それは嵐が来ても日の光が輝いて花が咲くのと同じよ。お母さん、私は美しくなるためには辛くて大変な道も通らなければいけないと思うの。」と言い返しました。エミリーのお母さんは険しい顔でエミリーを見つめました。

(札幌, 川中美純)

 

 

#5

ちゃいヨーさん

 

#6

でも彼女が以前みた芋虫さんはどこかに消えてしまいました。唯一残っていたのは空の繭だけです。彼女の笑顔はどこかへ消えてしまい、うっすらと涙が彼女の頰を伝っていきました。 「これが私の運命なの?美しい外の世界を見ることができずに、ワクワクするような探検もできずに、そして、本当の自由を得ることもできない、、」 重いバックパックが床に落ちました。それはまるで 彼女の落胆とした気持ちと同じように。 エミリーは今まで感じたこともないような憂鬱な気持ちで芝生に座りました。

「ハニー、どうして泣いているの?」

「ママ。芋虫さんがどこかにいってしまったの。もう二度と外の世界へはいけないわ」

「そんなことはないわ、エミリー。

芋虫さんはどこかにいってしまったけど、でも新しく蝶々へと生まれ変わったんだわ!

美しい翼を得て、自由の世界へと飛び立ったんだよ。ほら、美しい蝶々が窓の近くにいるわ。」

それをみて、彼女は泣き止み、ゆっくりと窓の方を見上げて、覚悟を決めて立ち上がりました。

(東京, APU卒 豊福要人 )

#7

「蝶々が素晴らしい世界を見せてくれる」エミリーの一度はくだけ散ったかと思えた夢は、いま新たに生まれ変わりました。

お母さんは、以前許した1日の他に、蝶々と話すための日も許してあげなくてはならなくなりました。

「ママ、蝶々さんが外の世界を見せてくれる前に蝶々さんとお話ししなくちゃ。」

エミリーはお母さんに言いました。するとお母さんは、

「外の世界の自由を楽しんで欲しいとは思っているけれど……だからこそもう一度警告するわよ。遠くに行かないで。そうでないとあなた自身を失うことになるわよ。」

と言いました。

「もちろんよ、ママ。」

夜が来て、エミリーが寝る時間になりました。蝶々さんはどんな風に連れて行ってくれるんだろう、どんな風に世界の自由を見せてくれるんだろう。エミリーはベッドの上で明日のことを考えました。

この話の教訓は、チャンスを失ってしまったと思ったときはいつでも他の美しい道があるのだということです。一つの方法だけに執着してしまわないことが大事なのです。

(東京, 鈴木桃)

エミリーは夢の中である女性を見ました。ウェディングドレスのような白い服を着た若く美しいその女性が石の端に立つと、真下には大きな炎があり、ひどく激しく燃えていました。その輝きと煙はまるで天国に届くかのように空へと向かっていきました。若い女性の体は震えていました。

" ねえ!火から逃げて "

エミリーは女性に叫びながら近づいていきました。しかしエミリーがたどり着くその前に、美しい白いドレスの女性は、まるで明るい青空に向かうかのように腕を広げ上を向きながら飛び降りていきました。

"やめて!!"

エミリーは叫びました。

しかしもう遅すぎました。若い女性は火の中に。彼女は豚が虐殺されているかのように大声で叫びました。炎は彼女の体を奪ってしまいました。彼女の体はまるで火の中で踊っているかのようでした。

 

(兵庫, 松原亜里紗)

#9 

エミリーは突然目を覚ましました。頬はあふれ出た涙でいっぱいです。なんで、どうしてこんな怖い夢を見たのか訳も分からず、まるで怖い夢が再び始まったかのように、ベッドから起き上がりました。エミリーはお母さんに夢のことを話そうと思いましたが、言えませんでした。もしお母さんがこれで外の世界へ飛び出すことを許してしまったらと考えると、なんだか怖くなったからです。外の世界へ飛び出したい、夢の真相を知りたい、でも少し勇気がでない。色んな感情で心がぐちゃぐちゃになったエミリーは、窓から外の世界をゆっくりと覗いてみました。すると途端に頭を殴られたかのような衝撃を受けました。ある蝶の羽が枯れ果てたように茶色になってしなびて落ちていたのです。

「蝶に何があったの?!」

怒りで震えた声でエミリー言いました。蝶の元へ急いで駆けつけました。すると突然、かすかに誰かの訴える声が聞こえます。

「お願い私を助けて!もとに戻して!」

突然の出来事に目がくらみ、混乱したエミリーは、何も考えることが出来なくなり、またすぐに泣き出してしまいました。エミリーは手を差し伸べ、蝶に手で包み込みました。するとすぐにあたりはきらめきだし、きらきら光る星屑が現れました。小さな光が灯り、やがて光が道筋を示しています。

「きっと私をどこかへ連れ出そうとしてくれているんだわ。」エミリーは思いました。

考える間もなく、エミリーは夢の謎を解き明かすため、蝶、そしてかすかに聞こえた不思議な声と共に、その道へ一歩を踏み出しました。

 

(長崎県、石川 万祐子)

#10 佐藤 智瑛さん

#11 みら 美良さん

彼女のお母さんがエミリーのテーブルの上から手紙を見つけました。そこにはこう述べられていました:

何も言わずに友達を探しに出て行ってごめんなさい。誓います。2週間で私のきれいな友達蝶々とお母さんがくしそうなプレゼントと一緒に帰ってくる。その時美味しいごはんを作って、お母さん。大好き。気を付けてね。

手紙を読んだお母さんの涙が止まりませんでした。

2週間も娘がいな家にどう過ごすかを考えることすら辛く感じていました。

エミリーが本当に帰ってくれるかどうかも分からない,そんな落ち込んでいたお母さんがエミリーに手紙を書いた。

大きな風船に結び、いつかエミリーが見つけるようにと願いながら空に飛ばした。

(ウズベキスタン、Kabulova Gulmira)

#12 アリィーさん

#13 ソータさん

#14 

夢を追いかけるときに感じる心躍るような気持ちが疑わしい声を打ち破ったとき、エミリーの旅路は芋虫の旅よりも険しくなるかもしれないということを思い出しました。バスに乗っている途中、エミリーは空にきらめいているものに目が釘付けになりました。それは小雨の後にできた虹でした。今まで見たことのない様々な色で作られた虹に、どんな選択も重要で、どんな道でも新しい夢につながり、どんな冒険も怖さに打ち勝つ、と自分の人生に照らし合わせてみました。

すぐにエミリーは運転手さんにバスを停めてもらいました。降りるとすぐに地平線をたどって森の中から出ている虹に向けて走り出しました。前を向いて走りながらつぶやきました、「虹さん、私をワクワクでカラフルな世界に連れて行ってよ。あなたは本当にすごいんだから」。すると虹はエミリーに向かって壮大な声でこう答えました「エミリー、私はいつでもあなたのそばにいるよ。あなたの心の中にいる私を探して。待ってる」。エミリーは突然つまづいてしまい、地面にたたきつけられました。エミリーには状況がつかめず、泣いて地面に倒れている間に虹は消えてしまっていました。「これが私の運命なの?」エミリーは消え入りそうな声で言いました。空を眺めているエミリーの目から涙がこぼれ落ち続けました。しばらくしてエミリーは、まだ険しい旅路が続いているだけと思い込むことにしました

ポジティブでいることは大切です。徐々にお母さんが言っていた世界は簡単なものじゃないということを思い出しました。そして思い切って涙をぬぐい、あたりを見回してみるとあることに気がつきました。庭園の横に美しい子犬がいたのです。

(山口県、折田智基)

#15 颯希ちゃん

#16 松本華奈さん

#17小下香穂さん

#18石川万裕子さん 2

#19

#20

#22

#23

#24

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